「領収証」等に係る印紙税

2013/11/05 15:54 に 山川正洋税理士事務所(代表) が投稿   [ 2013/11/05 16:00 に更新しました ]

   「金銭又は有価証券の受取書」に係る非課税範囲の拡大

現在、「金銭又は有価証券の受取書」については、記載された受取金額が3万円未満のものが非課税とされていますが、平成2641日以降に作成されるものについては、受取金額が5万円未満のものについて非課税とされることとなりました。

 

※「金銭又は有価証券の受取書」とは金銭又は有価証券を受領した者が、その受領事実を証明するために作成し、相手方に交付する証拠証書をいいます。

したがって、「領収証」「領収書」「受取書」や「レシート」はもちろんのこと、金銭又は有価証券の受領事実を証明するために請求書や納品書などに「代済」「相殺」「了」などと記入したもの、さらには、「お買上票」などと称するもので、その作成の目的が金銭又は有価証券の受領事実を証明するために作成するものであるときは、金銭又は有価証券の受取書に該当します。

 

 注1 印紙税の納付の必要がない文書に誤って収入印紙を貼ったような場合には、所轄税務署長に過誤納となった文書の原本を提示し、過誤納の事実の確認をうけることにより印紙税の還付を受けることができます

 

 注2 消費税及び地方消費税の金額が区分記載されている場合又は税込価格 及び税抜価格が記載されていることにより、その取引にあたって課され るべき消費税額等が明らかとなる場合には、その消費税額等の金額は 「領収証」等に記載された受取金額に含めないこととされています。
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