いったい100万円利益がでるといくら税金を納めるのっていう、素朴な疑問にお答えします。 従業員10人未満、資本金1億円未満の中小企業の場合には、次のようになります。 【法人税】 (法人税)100万円×15%=150,000円(地方法人特別税)150,000円×4.4%=6,600円 【法人県民税】 (法人税割)150,000円×3.2%=4,800円(均等割)21,000円 【法人事業税】 100万円×3.4%=34,000円(地方法人特別税)34,000円×43.2%=14,600円 【法人市民税】 (法人税割)150,000円×12.1%=18,100円(均等割り)50,000円 いくつ税金があるのってビックリしますが、上記の税金をすべて合わせると299,100円になります。均等割を除くと228,100円になります。この228,100円を100万円で割ると22.81%となります。この22.81%が利益400万円までの実効税率となります。利益の金額が多くなればこの実効税率も高くなります。 100万円の利益で22万円弱の税額は、以前の税額とはかなり違います。以前はこの実効税率が40%位あったのです。以前は節税ということで役員報酬の引き上げを奨めていたのですが、実効税率が下がったことにより役員報酬を引き上げたほうが社会保険料の上昇により逆効果になる可能性がでてくるのです。本当の意味での節税を考えなければなりません。 |
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