2012/05/10 3:41 に 山川正洋税理士事務所(代表) が投稿
損 益 計 算 書 Ⅰ売上高 Ⅱ売上原価(仕入等) 売上総利益(粗利益) Ⅲ販売費及び一般管理費(人件費、一般経費等) 営業利益(会社の本業の利益) Ⅳ営業外利益(受取利息、雑収入等) Ⅴ営業外費用(支払利息、割引料等) 経常利益(会社の本当の実力) Ⅵ特別利益(固定資産の売却益等) Ⅶ特別損失(固定資産の売却損等) 税引前当期純利益 法人税住民税及び事業税額 当期純利益(最終的な会社の利益)
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損益計算書を見る場合には、それぞれの数字をしっかりおさえる必要があります。当期純利益だけをみて、黒字だからいいと思うのは間違っています。この中には固定資産の売却益などの臨時的に発生した損益なども含まれているからです。
当期純利益の上の方に経常利益という項目があります。経常利益とは「毎期繰り返す事業活動の結果の利益」です。本業の儲けと受取利息や支払利息といった財務活動などの損益を含めた結果です。金融機関などはこの数字をまずみます。
経常利益の上の方に営業利益があります。営業利益とは、会社が本業で得た利益のことです。注意しなければならないのは、経常利益は黒字でも、営業利益が赤字だという会社です。この場合、本業の赤字を雑収入などで補填していることを意味します。本業が不振になっている原因を探らなければ、いずれ経営危機がおとずれます。
このように、同じ利益でもそれぞれにいろいろな意味があるのです。ですから、損益計算書を読めるようになることが必要です。
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