年末に大掃除をして、この商品もう何年置いているだろうと思いながら、今度処分しようと、そのままにしておいたものはありませんか?この在庫が税金の対象となっているのです。在庫のままでは費用にすることができないのです。 よく「決算処分セール」「見切り処分セール」というのをご覧になったことがあると思います。見切り処分であれ、なんであれ、売れないものを売却できれば、在庫を費用化できますし、現金が入ってくるのでキャッシュフローの面からも有効なのです。この場合には見切り処分したという事実を記録しておきましょう。 それでもまだ売れそうにない在庫については、破棄することも考えましょう。そのまま置いていても保管が大変だし、場所をとります。材料などの在庫も、奥に置いておくだけで、仕入れた新しい材料から使うようになり、いつの間にか、使えなくなる場合もあります。 廃棄するにしても、廃棄した事実を客観的に証明できる証拠を残さなければなりません。具体的には、在庫の一覧表を作成し、決算期末までに廃棄業者に引き渡して、廃棄業者から「廃棄証明書」などを受け取ります。写真など撮って保存してもいいでしょう。 |
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