固定資産(建物、機械、車両等)が使用できなくなると、通常は廃棄します。このような場合、この固定資産の帳簿の価格を「固定資産除却損」として費用計上します。 最近の決算ではあまり見かけなくなりましたが、一昔前の決算では、黒字にするためにあえて減価償却費を計上しないこともありました。このような場合には、耐用年数は既に経過しているにもかかわらず、帳簿の価格が大きいままということがありますので、廃棄処分した場合には大幅に利益を圧縮できる場合があります。この場合には処分した日付、業者等を記録しておくことが必要です。 また、有形固定資産は目で確認ができますが、目で確認できないものが、無形固定資産の「ソフトウエア」です。以前であれば何百万もしたソフトウエアが全然使われていない場合もあります。 会社の固定資産台帳に幽霊資産はありませんか? 固定資産をチェックすることで資金不要の節税ができるのです。 |
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